陸上自衛隊日出生台(ひじうだい)演習場(大分県由布市、九重町、玖珠町)で実施されている在沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練で、地元が自粛を求める午後8時以降の訓練が繰り返された。さらに予定を過ぎた20日にも実弾射撃訓練が行われ、広瀬勝貞知事は防衛省に抗議した。
日出生台演習場での実弾射撃訓練は1999年、沖縄の負担軽減を目的に始まった。県などは2007年、米軍との調整役を担う九州防衛局との間で、「小火器訓練は実弾射撃訓練に含まれる」ことなどを定めた協定を締結。12年には、夜間の騒音防止などのため午後8時以降は射撃しないことを含む覚書を結んだ。
県などは、米軍が直接交渉に応じないため防衛局を通じて要望を伝えている。
今回の訓練は12~21日。155ミリ榴弾(りゅうだん)砲などによる実弾射撃は8日間の予定で19日まで行われ、20日は予備日だった。午後8時以降の実弾射撃は15、17年も行われ、県が防衛局に抗議した後は夜間射撃は確認されなかった。
県によると、今回の午後8時以…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル